初夏が近づくとカビと共に増えていくのがダニ!
知らず知らずのうちに布団やベッドにダニが繁殖し、私たちの健康に悪影響を及ぼすことがあります。
ダニはアレルギーの原因となることもあり、特に喘息やアトピー性皮膚炎の方には注意が必要です。
快適で健康的な睡眠を確保するために、私たちはどのような対策を取ればよいのでしょうか?
痒い!寝てる間に赤くなってる??
きっとダニね!
ダニ対策をしないと肌荒れの原因にもなるわよ
ダニ対策が必要な理由
アレルギーの原因は7~8割がダニとも言われていて、死骸やフン、脱皮殻の方がアレルゲンになります。
年中くしゃみや鼻水・目のかゆみに悩まされている方は布団やベッドなどのダニが原因かもしれません。
また皮膚の炎症や背中のかゆみも、汗疹などの場合もありますが、ダニの死骸やフンに接触する事による
アレルギー反応の一種の可能性もあります。
単純に痒みに悩まされるだけでなく、身体の中も外も影響を及ぼす可能性のあるダニ対策は
とても重要です。
なかなか治らない背中の赤みも、ダニの影響かしら?
とりあえず
皮膚科に行きなさい
ダニが繁殖する環境と場所
ダニが繁殖しやすい環境は、温度が25℃前後、湿度が65%以上と言われています。
梅雨時期から徐々にダニの発生が増えていき、夏場でも繁殖しやすい生き物です。
また冬場でも暖房で室内温度が25℃前後に保たれることが多く、ダニが好む条件が揃いやすくなります。
ダニが多く繁殖する場所はやはり、布団やベッド。またはカーペットやソファーなどがあります。
ダニは人間の皮脂や垢、髪の毛やホコリを餌としています。
布団やベッドは温度・湿度・栄養と繁殖するにはとても好条件なのです。
上記の三要素はカビと一緒ですね。
おすすめしないダニ対策
個人的な見解もあるので、参考程度にして頂けるといいのですが
おすすめしないダニ対策は天日干しです。
天日干しの効果に関する実験結果が「日革研究所」から公表されています。
ダニの死滅温度は50℃で20分以上とされています。
これに対して日革研究所の実験では、真夏の炎天下でも布団の表面と裏面は
50℃に達する事は無かったようです。
ダニの生存率も80%以上と、苦労をした割に全然効果がない事が分かりました。
詳しくご覧になりたい方は以下のリンクから日革研究所のHPをご確認ください。
布団の天日干しは、効果がないばかりか
私の様な多種多様なアレルギー持ちは外に干したばかりに布団に大量の花粉やホコリが付着して
余計にアレルギーが悪化します。
また布団裏面に季節によってはカメムシなどが潜り込んでしまう事も多々ありますので
布団などの天日干しはおすすめしません。
ダニ対策
私が普段行っているのは、色々なダニ対策を同時に行っています。
面倒かもしれませんが、一度ダニが発生してしまった後の方がはるかに面倒ですので
是非 頑張って頂きたいとおもいます。
布団乾燥機でダニ退治
定番ですが効果はあります。
ただし布団乾燥機を使う前後の対策で効果が大きく変わってきます。
室温が低いと、ダニ乾燥機が高温でも効果が薄れてしまいます。
冬場は18度程度まではエアコンで温めてあげると布団乾燥機の効果があがります。
布団乾燥機の使い方は、ご使用の機械によって違いますので
よく説明書を読んで使ってください。
更に効果を高めたい時は布団を裏返して2回行うと更に効果がでます。
乾燥が終わったらそのままでは意味がありません。
掃除機でフンや死骸をしっかり吸いましょう。
布団専用のアタッチメントがホームセンターなどで売っていますので、そちらを使用してください。
間違っても旦那さんに任せると、通常ヘッドで吸い出しますのでご注意を!
シーツや枕カバーはこまめに洗う
当たり前の方には「なに言ってるの?」て思うかもしれませんが
案外 洗わずにそのままという方も多いのでは?
また冬の厚手のシーツは洗濯だけでは、ダニは落ちにくいので
布団と同様 掃除機で吸うと効果があがります。
ダニ吸着マットを使う
こちらは乾燥機を使った後に、行うとダニの新たな発生を抑えられます。
ダニマットは各社色々販売していますが
主な原理は臭いでおびき寄せて捕まえる!ゴキブリほいほいみたいなイメージでしょうか。
布団に対して2枚から3枚、布団カバーやマットレスカバーの下に入れておくのがおすすめです。
ダニ対策スプレーを使う
ダニ対策効果も期待はできるかもしれませんが
あくまで予防的に使う事をおすすめします。
まずはしっかりダニ退治を行ってください。
まとめ
ダニは初夏あたりからグングン増えてきます。
一番効果があるのは、やはり布団乾燥機でのダニ退治ですが常に行うのはかなりの重労働です。
それ以外の方法と組み合わせる事で、重労働の回数を減らす事ができますので
ぜひ合わせて対策する事をおススメします。