2024年1月1日 能登半島地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧を心からお祈りいたします。
今回は災害時の電源の確保について考えていきたいと思います。
大規模災害への備え
大規模災害が発生した時に備えておいた方が良い物と量があります。
備えに関するホームページは沢山ありますが
首相官邸ホームページから引用すると
とあります。
飲料水・非常食はまた別の機会に考えて行きますが
我が家の様な4人家族を7日分の食料を備えておくのは、なかなか大変な量です。
3食カップラーメンを食べたとして4人家族7日分で84個かぁ!
どこに置くのよ!
本格的な非常食は消費期限が長いですが、お値段もお高いのでやはり購入は躊躇ってしまいます。
食料のローテーション備える→食べる→買い足すも推奨されていますので
実践できる方は是非チャレンジしてみましょう。
今回私が考えてみたのは、被災する災害の種類にもよりますが最近流行っているポータブル電源で
大規模災害を乗り切れないかを検討してみました。
これにより常にあるお米を炊いたりお湯を沸かす事によって備蓄食料に不安があっても、
対処できる方法を模索していきたいと思います。
おすすめのポータブル電源は?
まず結論からして一番のおすすめは
ポータブル電源を選ぶ場合、まずは容量を気にすると思います。
詳しくは後ほど説明していきますが、ジャックリーのポータブル電源2000Plusのであれば
7日毎日炊飯器でご飯を炊くことができます。
更にお湯を沸かしたりスマホを充電したりと結構色々な事ができてしまうのです。
Jackeryである必要はありませんが
繰り返しの充電能力・使い勝手・お値段からJackery ポータブル電源 2000 Plus
をおすすめしたいと思います。
ポータブル電源を選ぶポイントとして
- 容量
- 繰り返し充電能力
- 使い勝手
- お値段
この4つに絞って考えてみましょう。
ポータブル電源はどのくらい容量があれば良いの?
災害時おすすめは2000Wh以上あるといいでしょう。
今回は災害時に「備蓄食料を減らし普段ある物で生き抜く」がテーマなので、その内容で考えたいと思います。
そもそも災害時に電気が復旧するまでどのくらいの日数がかかるのでしょうか?
- 震度6弱・・・電力復旧まで1日~2日、水道復旧まで半月
- 震度6強・・・電力復旧まで3日~4日、水道復旧まで1ヶ月
- 震度7・・・・電力復旧まで7日、水道復旧まで2ヵ月以上
この様に大災害時は電力が復旧するまでに7日かかると試算されています。
この7日を目安にほとんどの家庭が持っているであろうお米を毎日炊けたら、
かなり備蓄食料を減らせるのではないでしょうか。
電気の使い道は色々あると思いますが今回は
・情報源のスマホの充電4人分
・炊飯器でご飯を炊く
・朝、昼、晩にお湯を沸かす
という内容で必要電力を計算してみました。
※使用する機器によって電力は変わりますので、あくまで参考に
必要電力 | 1日の回数 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 | |
iPhone13 | 12.5wh | 4回(台) | 50 | 100 | 150 | 200 | 250 | 300 | 350 |
炊飯器 | 164.7wh | 1回 | 164.7 | 329.4 | 494.1 | 658.8 | 823.5 | 988.2 | 1152.9 |
電気ケトル | 20wh | 3回 | 60 | 120 | 180 | 240 | 300 | 360 | 420 |
合計 | 1922.9 |
いかがでしょうか?
停電時に毎日ご飯が炊けるだけでも、かなり備蓄食料の量を減らせるのではないでしょうか?
お湯も沸かせますので、朝はお味噌汁、お昼はカップラーメン、夜はお茶を飲むなど
色々な事にも活用できそうです。
これを踏まえてもポータブル電源の容量は2000Wh以上を選択してください。
あくまで災害時の想定なのでキャンプなどで使おうと思うと、ちょっと大きすぎるかもしれません。
私のもってるモバイルバッテリーは5000mAhもあるわよ!
すごいでしょ~
単位が違うのよ。ちゃらの持ってるモバイルバッテリーはmAh。
ポータブル電源の場合はWhで表現される事が多いの!
ちゃらのモバイルバッテリーをWhに変換すると
おそらく18.5Whくらいね
めっちゃ少ない!!!
繰り返し充電能力とは?
繰り返し充電能力とは、文字通り何回充電できるのか!という物ですが
ポータブル電源は安くはないので、出来るだけ長持ちする物を選びたいですよね。
繰り返し充電能力を決める一番の要因はどんな電池を使っているかです。
最近のモバイルバッテリーやポータブル電源のほとんどがリチウムイオン電池を採用しています。
リチウムイオン電池はよく知られていると思いますが
その中でも種類がある事はあまり知られていません。
三元系 | チタン酸 | リン酸鉄 |
高電圧 | 高い安全性 | 高い安全性 |
高エネルギー | 長寿命 | 長寿命 |
少し前までは三元系がメジャーでしたが、最近ではリン酸鉄を使用したリチウムイオン電池が主流になってきました。
私は化学は専門ではないので詳しくは分かりませんが、
リン酸鉄リチウムイオン電池の特徴としては
- 安全性が高い:熱安定性が高く、発火や爆発が起こりにくい。
- 長寿命:充放電回数は2,000〜4,000回程度で、一般的な鉛蓄電池に比べて長寿命。
- 低自己放電率:自己放電率は月に1%程度で、鉛蓄電池の自己放電率(月に約20%)に比べて非常に低い。
- コストが高い:加工する際にコストがかかるため、バッテリーの購入費用が高い。
安定性が高い!というのは近年モバイルバッテリーが自然発火する現象などがありますが
使う期間が長いポータブル電源ではとても重要です。
そして いざという時に使用したいので充電回数は必然と増えてしまいます。
その為繰り返し充電回数が多い電源が長く使用できる事になります。
これらを踏まえ
ポータブル電源はリン酸鉄リチウムイオン電池を使用した物を選びましょう!
使い勝手は何が大切?
使い勝手の良さは人それぞれだと思います。
コンセントやUSBの数や画面操作や説明書が簡単なものなど、
人によって重視する内容は変わってくると思います。
ただ今回災害時に便利という点でこちらを参考にしてみてください。
キャンプを良く行う方は常に充電を行っている可能性もありますが
ここまでの大容量を常に充電している方は少ないかもしれません。
そんな時にEPS機能やパススルー充電ができるポータブル電源を選ぶと便利な使い方ができます。
例えばパソコンとコンセントの間に、EPS機能が付いていれば停電時に瞬時に
ポータブル電源から電力の供給を受ける事ができます。
ブログの記事を書いている時も、場合によってはデータを失わずに済みますし
ポータブル電源も常に充電されている状況なので、
災害の備え!と停電トラブルの備え!
この2つに対応したお得な使い方ができます。
ただし冷蔵庫には接続はおすすめできません。
停電時便利に思えますが、冷蔵庫は電力が途絶えた後にすぐに
電気を通すと故障の原因になる事が多いので注意してください。
ここまで大容量のポータブル電源だと重さが20kg以上ある物がほとんどです。
女性は災害時の持ち運びの際にキャスターがあると無いとではかなり使い勝手が違ってくると思います。
また他の荷物をポータブル電源の上に乗せて、カートの代わりに使用する事もできます。
車に乗せる時などは、みんなで協力して乗せましょう!
弟ちゃん手伝って
任せて
お値段は?
有名どころのポータブル電源のお値段をご紹介します。
はじめに紹介したおすすめのポータブル電源よ
お値段少し高いわね
でも紹介した良い所が全部詰まってるね
Jackeryの公式では年間通して割引キャンペーンを開催してるわよ
3/4まで最大35%OFF
2000Plusも199,500円だって
なんかカッコいいわね
お値段がお手頃でいいわぁ
押さえておきたいポイントのリン酸鉄は使われているね
アイリスオーヤマとポータブル電源老舗のBLUETTIのコラボ商品!
さすがアイリス使い勝手がとてもいい商品ね
スマホの置くだけ充電が標準装備されてるの便利だね
まとめ
最後にもう一度、災害に備えたポータブル電源の選ぶ目安をおさらいしてみましょう。
ポータブル電源を選ぶポイントは、さらに細かく考えると
定格出力や出力ポートの種類や数、充電方法など色々と悩む事が多いと思います。
最初におすすめしたJackeryであれば、色々なオプションにも対応していますので
お値段は少し高いですが間違いはないかと思います。
ポータブル電源は、災害時に電気が使えなくなってもスマホやラジオなどのデバイスを充電したり、LEDライトや扇風機などの家電を動かしたりできる便利なアイテムです。
しかしポータブル電源にはさまざまな種類や性能があり、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 是非この記事を参考に災害時に役立つポータブル電源を選んでみてください。
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