フクロモモンガが我が家にやってきて2ヵ月くらいまでは全然なついてくれませんでした。
というよりは、フクロモモンガとの接する距離感を私たちが分かってなかったんだと思います。
SNSで見るモモンガたちは、とても人懐っこくて常に飼い主の所に近寄って行く動画ばかりでした。
そりゃそうですよね!
逃げていく動画を投稿するより、仲の良い動画を私だってUPしたい!
しかし現実は毎日噛まれる日々でした。
噛むといっても甘噛みなのかもしれません。ケガをするほど噛みつかれた事はありません。
普段は夜行性のフクロモモンガたちは、強制的に起こさないと動いている姿を見る機会がなく
たまに顔を出してくるのを眺めたりするだけでコミュニケーションらしい事は全然してませんでした。
毎日の掃除やエサやりはちゃんと行っているので可愛がってるから大丈夫!
と勝手な愛情の一方通行で勘違いをしていたようです。
あまりにも懐かないのでブリーダーさんに相談してみると常に傍に居てみてとアドバイスを頂きました。
具体的にやってみたのは
- ハンカチや靴下など身に着けていた物を寝袋に入れてみる
- 日中寝ている時もポケットや服の中に入れて常に一緒に居る
という事を実践してみました。
直ぐに効果はありませんでしたが、1ヶ月程でしょうか。
徐々に噛まれる事も少なくなってきました。
上記の対応以外にもおやつをあげてコミュニケーションを取る時間を増やしたりもしました。
それを続けていたある日、いつものようにスマホでフクロモモンガを撮影していると
突然こちらに飛んで来てくれました。
この時とても嬉しかったのを良く覚えています。
その時の動画がこちら
それと気づいたのはフクロモモンガとの距離感!
可愛い写真を撮りたいからといって、手のひらに何度も載せようとしてみたり
SNSの影響で過度にベタベタしようとしてみたり。
フクロモモンガが望んで、そこに居るなら良いのですが
無理に可愛い写真を撮ろうとか、ベタベタ触れ合うのは嫌なんだろうなと思う事にしました。
人間の子供と一緒ですね。
家の子に可愛い写真とりたいからって、何かさせようとしても
望んでない事はすごく嫌がります。
人間の子供は話せますが、フクロモモンガは嫌な事を伝える手段は噛むしかありません。
なので今は、好きなように走らせています。
そうするとなぜか自然と、こっちに向かってくるようになりました。